オーバーツーリズム対策の二重価格 あり?なし?

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こんな記事を見つけました。
姫路城でも・・・外国人観光客「入場料を4倍程度値上げ」検討 市長「保存継承やオーバーツーリズム対策」

世界中で問題になっているオーバーツーリズム対策として
世界遺産の姫路城では日本人と外国人に分けた二重価格を設定することを検討しているとか。

これ、個人的にはめちゃくちゃ賛成です!!
なぜなら私も海外に行って、現地の方より高い入場料を払っているからです。
すべての外国の観光地が二重価格のところばかりではないですが
割とあると思いますし、そんなに不公平感を感じたこともないので。

私が行ったことがありませんが、
ハワイのダイヤモンドヘッド、フランスのルーブル美術館、エジプトのピラミッド
などでは、二重価格が導入されているらしいです。
こういった有名な観光地でも導入されているので
日本の観光地で導入されてもなんらおかしいとは思いません。


外国人がたくさん来る施設では
外国人向けに外国語の案内を作ったり、ガイドを入れたりと
外国人向けに何らかの対応をしているところがほとんどだと思うので
設定価格の妥当性はいったん置いておいて、
国民と外国人で分けるのは問題ない気がしています。

日本では飲食店ですでに取り入れているお店があって
渋谷にある海鮮食べ放題バイキングのお店では、
外国人の観光客に対して平日ディナーは7,678円で
日本人・及び在住の外国人には1100円引きの6,578円。
外国人を高く設定しているというより
日本在住者に割引をしているという体になっているそうです。
渋谷 海鮮バイキング: 海鮮バイキング&浜焼きBBQ 玉手箱

このお店がなぜ二重価格を設定しているのかというと
インバウンド価格のお店ばかりになると、その町に外国人しか来なくなる。
渋谷は観光客だけの町ではないので、円安・物価高の中でトライしているということです。
こちらのお店は浜焼きのお店なので、
外国人の方には接客でも日本人よりひと手間かかりそうだし
そういった意味もあるのかもしれないですね。

テレビ番組が姫路城の件で外国人観光客にインタビューしていたのですが
・二重価格は納得できるが、値段の差でこの国に行く意欲が影響されるかもしれない
・4倍はやりすぎかも。2倍なら理解できるけど

といった意見があったようで、姫路城の価格設定については私もそう思いましたw
4倍はやりすぎやろ・・・
この料金設定はドルで考えたらしく
現在約7ドル(約1100円)の入場料を、30ドル(約4700円)ほどにしたいとのことで
外国人の30ドルと、日本人の30ドルの価値には大きな違いがあることも事実ですよね。
ただ、円安で日本人にとっては高額で、欧米人にとってはさほどでもないとしても
姫路城に30ドルはやっぱり高すぎと思いました。
せめて20ドルにしないか!!

そもそも外国人価格って本当にオーバーツーリズム対策として有効なんでしょうか?

タイのワットポーでも外国人価格が設定されていたと思いますが
昨年行ったときは外国人観光客だらけで、
涅槃仏のエリアは写真を撮るのも一苦労といった様子でした。
コロナ前に行ったときは、そこまで人が多くなかったので
ちょっとびっくりしたものです。

京都はバス乗り放題のチケット販売をやめるくらい
路線バスが観光客であふれかえって、現地の方たちが困っていて
結局1日乗車券のようなものが廃止されてしまったそうです。

そこで生活している人の生活に影響を及ぼすほどの観光客は
もはや迷惑でしかなくなると思うので
二重価格や外国人価格のような取り組みで
観光客であふれかえることが無くなるのが一番いいですね。

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