スマホを契約するときの本人確認の際に
マイナンバーカードのICチップ読み取りを義務化する
というニュースを見ました。
偽造マイナンバーカードを使ってスマホを乗っ取り
お金を搾取された事件が少し前にあったので、
こういうことが結構頻発していたことが原因かと思われます。
偽造マイナでスマホ乗っ取り 「甘い本人確認、防犯強化を」被害の松田憲幸大阪・八尾市議
この事件は、被害者が市議会議員さんだったので
電話番号・住所・生年月日などの個人情報を公開しており
その情報で偽造した議員さんのマイナンバーカードを利用し
機種変更手続きをして、この方の情報が書き込まれたSIMカードを手に入れました。
ご本人のSIMはこれにより使えなくなっており、
気が付いてショップに問い合わせに行ったところ、
機種変更されてますよと言われ、すぐにSIMカードの使用を停止してもらったが
それまでの間に高額な買い物や不正送金をされていたそうです。
この事件についてはマイナンバーカード自体が悪いというより
本人確認の方法に穴があったということなので
今回マイナンバーカードのICスキャン義務化を決めたのだと思います。
マイナンバーカードに関するニュースが出るたびに
その危険性の話が出ると思いますが、
マイナンバーカードはそんなに危ういものなのか?
私も最初は自分の個人情報がすべて紐づいているし
紛失したらすべての情報が漏洩して大変な損害を受けんじゃないかと思っていましたが
今は運転免許証と同じように持ち歩いています。
運転免許証や健康保険証を持ち歩いている人は多いですが
マイナンバーカードだけなぜそんなに恐れるのか?
こういった事件のニュースや、健康保険証の情報紐づけのミスなどが報道されて
さらに不安をあおってしまって、本当に何がやばいのかが分かりません。
人々が何を不安に感じているのかちょっと調べてみました。
マイナンバーカードとは
マイナンバーカード総合サイトで確認しました。
マイナンバーカードとは、マイナンバーが記載された顔写真付のカードのことです。
マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードで券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーと本人の顔写真等が表示されます。
本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにもご利用いただけます。
券面に重要な個人情報が表示されており、
さまざまな行政サービスに利用できるということですね。
運転免許証や保険証との違いは、行政サービスとの連携でしょうか。
マイナンバーカードに対する不安要素
【セキュリティ面の不安】
紛失した時に個人情報が漏洩するリスクがある
これは運転免許証や保険証と特に変わらないと思うので
マイナンバーカードだけを否定する理由にはならなそうですね。
12桁のマイナンバーも知られることになるので
そこは気になるところですが、
12桁のマイナンバーが誰かに知られたとしても
それだけで何かができるということはないらしいです。
マイナンバーカードのICチップにプライバシーの高い個人情報は入っておらず、
暗証番号の入力を一定回数間違えるとロックがかかったり、
不正に情報を読み出そうとするとICチップが壊れる
といった、安全対策も行われているそうです。
万が一紛失してしまった場合は、コールセンターに電話で連絡すれば、
一時停止依頼を24時間365日受け付けています。
通話は無料で、外国語にも対応しているそうです。
(英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語)
カード自体にプライバシーの高い個人情報が入っていない
というのは少し安心材料です。
上記の事件については、目視でしか確認しなかったことが問題で
これについては運転免許証でも一緒だと思うので
マイナンバーカードが特別危険性が高いということではないし、
紛失したとしてもすぐに止めることができるので
これも、クレジットカードと同じような感じですね。
【国にあらゆる情報を管理・把握される不安】
マイナンバーカードに否定的な人の中には
国に自分のあらゆる情報を管理・把握されるのを嫌っている人がいますが
主な個人情報はすでに自治体などで管理されているし
税金を支払っていれば収入についても把握されていると思いますが
私自身はどこが問題なのかあまりピンときません。
個人情報のなかでも口座紐づけで資産状況まで把握されるのでは?
と思っている人が多いようです。
サラリーマンの給与所得のみの私にとっては
国に預金残高を把握されようが全く気にならないのですが
ある程度稼いでいたり、資産運用などされている方にとっては
大きな問題なのでしょうか?
でも知られたからってデメリットがあるようには感じませんが
お金持ちにしかわからない事情があるんですかね。
国が自分の資産情報を把握するのではないかという不安については
このような記載があったので、必要がない限り確認することはないらしいです。
国が口座情報を確認できるのは法令に基づき、
必要な税務調査などを行う場合に限られている。
これらの調査などでマイナンバーを使って本人の預貯金口座を確認する可能性はあるものの、
これらの調査など以外で確認することはできない
ここまで確認した限り、個人的な感覚では
相当大きなデメリットというのは無さそうに感じます。
マイナンバーカードでできること
【1枚で本人確認ができる】
これまで顔写真付きの本人確認できるものと言えば
運転免許証とパスポートくらいでしたが、これらは持っていない人もいたし
持つにしてもそれなりの手間やお金がかかりますが
マイナンバーカードは手続きさえすれば誰でも手にできるので
メリットと言えると思います。
【証券口座などのオンライン取引き等で使える】
NISAが始まって証券口座を作る方が増えたと思いますが
こういったところで使えるようです。
これは使う使わない人がいると思うので、そこまでメリットを感じません。
【コンビニで住民票の写しなど公的証明書を取得できる】
住民票なんてめったに必要にならないけど
必要になったとき、仕事をしている方なら
窓口が空いている時間に行くことが難しい場合が多いと思います。
コンビニで取得できるなら時間を気にしなくていいのでメリットだと思います。
【健康保険証として利用できる】
個人情報の紐づけやセキュリティ面での不備がありすぎて
そういった意味では不安要素満載ですが
マイナンバーカードがあれば保険証がいらなくなるなら
私はとてもありがたいです。
2024年中には免許証もマイナンバーカードに一本化されるらしく
いままで3枚持ち歩いていたものが1枚に集約されるのであれば
これはもうメリット以外ないんじゃないでしょうか。
免許証の更新は最長で5年ですが、
マイナンバーカードは大人なら10年となっていますので
免許証も一本化されるタイミングでこのあたりも改定されるかもしれませね。
引っ越した時に転入届を出しに行くので
そのタイミングでマイナンバーカードの住所変更をしてしまえば
免許証も自動的に変わるなんてメリット以外の何物でもない。
今まで、免許証の住所変更をせず更新のタイミングで変更したりしてたので
個人体には待ち望んでいます!
気になることをざっと調べてみましたが
ここまで調べてみて私はマイナンバーカードには
そんなにデメリットを感じませんでした。
できれば早くすべてをマイナンバーカードに集約してもらって
手続きの効率化や簡略化をしてもらいたい。
そのためには、情報連携やセキュリティ面の不備が無いよう
ちゃんとやってもらわないと困りますけどね!
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