今は無き大好きだったラーメン屋さん 平大周、韃靼ラーメン一秀 もうあの味は食べられないのか

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環七ラーメンと言われたら、私は板橋にあった平大周の印象が強いです。
その昔、環七ラーメンブームを巻き起こした
下頭橋ラーメン出身の3名で作ったお店という話をどこかで聞いたけど
私が初めて平大周に行った時、店主は1名で女性店員さんがいるくらいでした。

その後も結構通ったけどその店主さん以外見ていない。
その後平大周は閉店して、池袋の方で韃靼ラーメン一秀というお店をオープンして
こちらもしばらく営業していたけど
10年くらい前に惜しくも閉店してしまった。

俗にいう背油チャッチャ系のお店だけど
弁慶なんかじゃ比べ物にならないくらいのチャッチャの嵐w
そのうえ味もめちゃくちゃ濃い特製ラーメンというのにハマって通ってました。
気になる方は食べログを見てみてください。
韃靼ラーメン一秀

当時の写真がもうないので、載せられないのが残念です。
どんぶりが出てきた時は背油で表面は真っ白ですが
箸を突っ込んで麺をすくい出すと、麺は醤油色に染まっています。
そのくらいスープが濃い醤油味なんです。
その濃くてしょっぱい醤油味のスープを
大量の背油の甘味が若干マイルドにして
悪魔的な旨さになるんです。

またチャーシューもめちゃくちゃ味が染みててうまいw
いやしょっぱいんだけど、柔らかくてなんかすごい好きだったな。
そして、大事なのはただのゆで卵が入っていること。
これがしょっぱい脂っこい嵐の中で
ちょっとした箸休め、お口直しみたいな役割を果たす。
味玉じゃなくて、味が付いていないゆで卵だからいいのです。

韃靼ラーメンの韃靼は蕎麦の一種で
ルチンを多く含むため健康効果が高いと言われているらしい。
その韃靼を麺に入れているので、健康にイイみたいな説明が
店舗には書かれているのですが
ルチンが入っていようと、あの塩分と油の量を摂取したら
プラマイゼロどころかマイナスだろうなと思いながら食べてました。

最後の数年は息子さんがお店に立つようになって
先代の店主さんを見ることが無くなりましたが、
先代の店主さんは本当にやさしそうな方で
ラーメンを出すと必ず「味濃すぎたら調整するから行ってね!」
など声をかけてくれてました。

韃靼ラーメン一秀は池袋駅から徒歩15分くらいかかるので
アクセスはあまり良くないのだけど
頑張って歩いて通ってました。
あれが食べられていたのも若さゆえかもしれませんw
今食べたらもしかしたら胃が音を上げるかもしれないけど
かなうならもう一度食べたい!!

ちなみに平大周味庵というお店がありますが
あれはたぶん昔の平大周とは違うと思います。
同じ店名を使っているくらいだから、
平大周で修行してのれんわけとかしてもらったのかもしれないけど
私が食べたいのはアレじゃない。
あのおじちゃんが作ってた特製ラーメンなんだ!!



最近ふと思い出して、もう一度食べたい病が発症したので
つい思いのたけを書いてしまいました。
この気持ちがわかる人いるだろうか…

※トップの画像は韃靼ラーメン一秀さんのXから転載させていただきました。
 https://x.com/TakaMogura/status/973489896575795202

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